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進水式(館山)

田吾作でございます。

ここの所、鱸ばかりだった田吾作。

周りはとっくにイカモードで、出遅れた感はありますが、週末はpescadorさんと一緒に新艇の進水式も兼ねてイカ釣りに出撃してきました。

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ワラサが釣れているとの事前情報があったので、エギングタックル2セットに加え、ラッキーパンチ狙いでジギングタックル1セットの計3タックルで出撃です。

ちなみに、この日はチャンプな後輩さん、さとちゃんさん、のっちさん、アミパパさんとお久しぶりの方が沢山!

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皆さんもやはり、イカモードなわけです(笑)

で、今回浮いたエリアは、今年の初めにシーバスで小一時間程浮いたものの、ベイトを見つける事ができず、撤収した通称「桃尻ポイント」。

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地形変化が比較的少ないエリアです。

当初はシャローで釣ろうと思っていたのですが、皆さん水深15メートル前後の沖で釣っている様子・・・

時折「釣れましたぁ~」なんて連絡が入ると沖が気になってくるわけです(笑)

そんなわけで、シャローが中心の春には出番は無いと思っていましたが・・・

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ティップ・ラン専用エギのスクィッドシーカーで初ティップ・ランです。

ちなみに、皆さん夢中になっているティップ・ラン。

乗り遅れてはアカンと思い、どんなもんかと、インターネットで動画を見てみたのですが、単なるジャーク&ステイではないかと感じております。

そして、数あるアタリの出方の一つとして、「ヘラ釣りで言うところの食い上げみたいな形でアタリが出ることがありますよぉ~」って事ですよね?

で、食い上げ的なテンションが抜けるアタリの場合は、「穂先(ティップ)が戻り(ラン)ますよ」って事なんですよね??

この日の前半はベタ凪だったので、艇があまり流されずキャスティングスタイルじゃないと効率良く広範囲を探ることはできないかなとも思いましたが、GPSで見る限りちょっとずつ潮の流れで艇は少しずつですが動いている様子。

現在地や登録したポイントへ行くだけでなく、艇を流しながら釣りをする時に、ベタ凪でも艇が動いていることを確認できるGPS

魚探と同じくらい便利なアイテムです!

艇が動いている事がわかれば、バーチカルスタイルの釣りで流しながら広範囲をさぐれるって事で、さっそくトライ。

エギもラインもカヤックの真下に落ちて行くバーチカル状態で、ティップにテンションなんて掛からない状態でしたが、ティップ・ランはあくまでもアタリの種類でしかないと考えている田吾作。

艇が少しでも動いて探っていけるのであれば、全然OKです。

そんなわけで・・・

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(キロアップかと思ったら、30g足りませんでした・・・)


ジャークで底から3メートル程上げた辺りでステイさせていたら、トンっとエギを引っ手繰って行きました。

こういう風が弱くて真下にエギが落ちているような状態では、イカが下から上にエギを持ち上げてくれない限りティップは戻らないので、「穂先(ティップ)が戻る(ラン)」的なアタリは出ず、殆どが「コン」っと伝わるアタリなんでしょうね。

その後も、お触りなんかはありますが、中々のらず(汗)
(堅い竿使っていたので、違和感を感じちゃうのかな・・・・)

のっても直ぐにバレちゃったり・・・(大汗)

ちなみに、今回はバーチカル・エギング用にティップは固いものの、感度のよい竿を使っていたため、バラした中には、風が強くなった時にステイ中に感じていたテンションがフッっと軽くなったのがわかったので、合わせたらノッたイカもいました。
(船酔い体質の田吾作の場合、穂先ばかり見てると酔っちゃうので、穂先は見てませんでしたが、見ていたらきっとティップがランしたんでしょう)

そして、ようやく追加したのは・・・

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先ほどの970gのアオリより大きなアカイカ!!

先週アカイカをゲットしたpescadorさん曰く、アオリより美味いと聞いていたので、嬉しい1杯です!

ちなみに、このアカイカですが、ご覧のとおり釣った直後は赤くありませんでした。

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でもですね、絞めたら・・・

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突然赤くなるわけですよ!

思わず、ビックリしちゃってイカ締めピックで何度も刺したら、墨袋やぶいちゃいました・・・
(アカイカさんゴメンナサイ・・・・)

で、周りの皆さんはというと・・・

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田吾作同様にポツポツながらキャッチしてるようで、TKSさんにいたっては、エギのドテラ流しでトローリングをしながらカブラと2本立て(笑)

しかも、ドテラ流しトローリングでしっかりキャッチしていました。

余談ですが・・・
(あっ、田吾作の余談長いんで、読み飛ばして下さい(笑))

6、7年前に仕事で父島に出張に行ったときの事。

仕事とはいえ、4キロオーバーのアオリが普通に釣れることで有名な父島に出張に行くわけですから、当然ロッドを持参したのですが、夜堤防に行くとロッドを地べたに置いた状態で釣りをしている人はポツポツいるものの、エギングしている人が見当たらないわけです。

そこで、何を釣っているのか聞いてみたところ、皆さんアオリだとおっしゃる。

で、ヤエン釣法で釣っているのかと思ってよく見てみると、置きザオの先についているのは、何とエギ!

そして地元の方達は、本土から来る人達みたいにシャクってたら釣れないと皆さん口を揃えて言うわけです。

ちなみに、田吾作はシャクる必要が無いとは思っているわけではありません。

オカッパリの頃に、見えイカにたいしてエギを落としたときに、無反応だったのにジャークをしたら飛びついてきたんで、イカに対してジャークが有効な時もあると思ってます。

でも、オフショアで釣りをするカヤックに、無理やりオカッパリのスタイルを当てはめる必要はないのかもとも考え初めています。

オカッパリの場合、当然キャストしないと広いエリアを探れないですよね。

そういう意味では、オカッパリからのエギングの場合、高くシャクリ上げ、ユックリフォールさせるという事を繰り返す通常のエギングスタイルは理にかなっていると思います。

でも、基本的に黙っていても流されているカヤック。

風が無い日だって、ちょっとずつは流されているわけです。

つまり、「キャストなんかしないで、シャローであろうがディープであろうが、目当てのエリアを流しながら、バーチカル・エギングで攻めるというスタイルもカヤックフィッシングでは有りでは?」と考えているわけです。

もちろん、シャローエリアは、スクィッドシーカーのような思いエギではなく、通常のエギを使用してのバーチカル・エギングで良いと思っていますし、ステイせずにシャクってフォールさせても良いと思います。

キャストしてエギを斜めにシャクるエギングと違い、バーチカルであれば短いロッドでも十分にエギを跳ね上げる事もできるという利点もありますしね!

さらに、アオリが泳いでいる泳層がわかっていれば(底から1メートルとか・・・)、今回のTKSさんのようにシャクる必要すらないかもしれません。

とりあえず、春イカシーズンは始まったばかり。

今年は色々と試してみたいと思います。

と、すっかり締めみたいな感じになっていましましたが(笑)

その後はどうだったかというと・・・・

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とりあえず、通常のエギングスタイルでも狙ってみたものの、ドラグテンションが強すぎたらしく、ゲソを2つ追加して終了です(笑)

皆さんポツポツだったようですが、チャンプな後輩さんは流石の4杯キャッチだったそうです。

お見事でございますm(_ _)m


ちなみに新艇ターポン140ですが・・・

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■安定性
安定性は流石にドリフターと比較すると劣りますが、釣りをするには十分な安定性だと思います。

風速5m弱位の状態で横座りでの用足しもOKでした(笑)

ただし、座ったまま後ろの荷物を取ったりすると沈するかもしれません。

ちなみに、釣りをするには十分と言いつつも、白浜に浮くときはドリフターで浮くつもりです。
(あそこは別格です・・・・)

■走破性
これはヤバイです。

田吾作の艇はGPSを搭載しているので、スピードがわかるのですが、ドリフターの時は凪いでいる時の巡航スピードが時速6.5km前後。

漕ぎ出しが軽いもののスピードに伸びがないせいか、全力で漕いでも巡航速度と殆ど変わらず時速8km前後でした。

そして、5m位の向かい風だと船艇が短いために、バウが水面を叩いてしまい、頑張って漕いでも時速5km以下になる事もシバシバ・・・

そして、ターポン140の場合は巡航速度が8km前後。

試しに全力漕ぎしたら、時速11km出ました。

そして、何よりも驚いたのが向かい風での走破性。

MICSで確認したので間違いないと思いますが、5m~6m位のなかでの向かい風での巡航速度が7km弱と凪時のドリフターの巡航速度と変わらない抜群の走破性でした。

■回頭性
これはドリフターと比較するとビックリするくらい酷いです(笑)

止まった状態から艇を180度逆に向ける時の大変さといったら無いです(汗)

でも、この直進性があるから上記の走破性が実現されるのでしょうね。

だけど、ラダーを使えば全く問題ないので、ターポン140の購入を検討している方は、是非ラーダーの装着をオススメします!

■その他
ハッチ入り口に溜まった水を逃がす場所がなく、形状的に、ハッチに水がバンバン被るような状況だと「ハッチから浸水するのでは?」思っていました。

そこで、午後風が強くなったので、あえて風上に向かってガンガン漕いで、ハッチにバンバン水が被るようにして実験したところ、全く浸水していませんでした。

とりあえず、ドリフターからの乗り換えではなく、あくまで2艇目として購入した新艇。

どうせなら、ドリフターと性格が間逆の艇が欲しいと思っていたので、大満足です。

by banzy1998 | 2010-04-26 18:19 | カヤックフィッシング  

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