マハタゲーム本物かも・・・(館山)
せっかく2日も浮けるのなら、「開拓中の館山外側エリアをさらに調査するしかないでしょう!」って事で、前回に引き続き館山に出撃です。
で、当日は田吾作にしては珍しく気合が入っていたので、朝7時に館山到着。
でもですね、北条海岸沿いを走っていると、気になる看板が目に飛び込んでくるわけですよ。
その看板には、な・な・なんと!!
海の見える席での「朝食バイキング699円」の文字が!!
この看板を目撃した瞬間に、気分は完全に釣りモードからリゾートモードに切り替わっていました(笑)
結局、食後のコーヒーまでしっかり堪能して、現着したのはいつもと同じ9時前。
とりあえず、本日もお約束でユルユルです。
ちなみに、今回浮く館山エリアと同じ千葉県に住む田吾作。
でも、同じ千葉県とは言え、田吾作の家から館山に行くとなると千葉県の端から端への移動になるので、往復すると350kmあるんです。
1往復の料金は、高速道路とガソリン代で6,000円超。
(上限1000円廃止になったら、8,000円ですよ・・・・)
当然、2日連続で浮く場合、2往復分の交通費を考えると宿に泊まっちゃった方が断然お得なので、初日はすでに宿を予約しておりました。
そんなわけで、前回ラッキーパンチでゲットしたマハタ等の「お土産系フィッシュ」は、初日よりは翌日の方が都合が良いということで、初日はシイラメインで出撃です!!
でもですね、前回標識ブイや潮目なんかで見かけたシイラは、初日は全く見当たらず。
下の方も、魚探にベイト反応が全く映りません・・・・・
結局、夕方5時までやりきりましたが、釣れたのは要所々々でジグを落とした際に、異常なまでの高活性ぶりを発揮してくれたエソと・・・
夏だからと、律儀にもポツポツと顔を見せてくれるソーダガツオのみ・・・
エソさんは、この間は初物で新鮮でしたが、ちょっと暫く顔をみたくないってくらい釣れました(笑)
「お土産系フィッシュは翌日ということで、今日はシイラを釣る!」と挑んだ初日。
外道の嵐で、ある意味狙い通りの結果(お土産系フィッシュゼロ)ですが、肝心のシイラはトータル22km以上漕いだにも関わらず姿を見ることすらできず(号泣)
そんな失意の田吾作を励ますように、着岸ポイントではワッショイ・ワッショイと地本衆が神輿を担いでおりました。
で、その後はチャッチャと片付けてホテルへ!
普段は、渋滞に遭遇したりして家まで帰るのに3時間。
でも、今回は20分弱です(嬉)
とりあえず夕飯を近くのジャスコでゲットして・・・
明日に向けて、英気を養うのであります!
明けて翌日・・・
本日は一人ではなく、一人中年漂流記のメアさん、陽気にカヤックフィッシングのコロニャーさん、そして同エリアで前回マハタを4本ゲットしているカヤックゆっくりフィッシングのタータンさんも一緒です。
ここ最近は朝9時過ぎに出艇して、シイラを探してひたすら漕ぐという、カヤックフィッシングというよりは、ツーリングカヤック状態だった田吾作。
(漕ぎたいからじゃなく、釣れないから漕いでるんですけど・・・・)
でも、本日はお土産フィッシュがメインということで、前回ラッキーパンチでゲットしたマハタがメインターゲットです!
(今日は、狙ってマハタ釣ったります!!)
この日は、前泊したこともありカヤックフィッシングっぽく余裕の朝6時に出艇。
前回見つけた根が豊富なエリアで、ジグを落としてワンピッチショートジャークで誘っていると・・・
出ましたぁ~~~!
45cmオーバーのオオモンハタゲットっす!!
(マハタじゃないけどチョー嬉しい!!)
ところが、そんなイケイケムードの中、用をたしてから仕切り直そうと、横向きになった途端、まさかの・・・・・
実は、沈をする前から艇の挙動が不安定だと感じていたものの、潮流とウネリのせいだと思っていた田吾作。
でも、多少海面がラフと言っても、横を向いただけで沈をする程の海況ではないわけです。
第一、そんな状況なら横向きになろうなんて思いません。
でも、再乗艇したものの、やはり艇は不安定。
しかも、時間の経過と共に艇はさらに不安定になり、ついには両足を水に入れていないと乗っていられない程になっちゃいました(悩)
こうなると、可能性として考えられるのは浸水・・・・
そこで、ハッチの中を見てみると、「沈した時にハッチから入った」とは考えられない位の量の水が浸水しているじゃないですか(驚)
(ハッチの中の半分以上浸水してました・・・)
ここでようやく「艇が不安定な動きをしていたのは、艇にクラックが入っているか、ドレーンの栓が外れていて、徐々に浸水していたからだ!」と気づいた田吾作(遅すぎぃ~!!)
でも、ドレーンは家を出る時に栓がしっかり閉まっていることを確認済み。
という事は、艇にクラックが入っている可能性が高いわけです。
もし、本当にクラックが原因であれば、クラックの場所と状態によっては、この場で浸水を食い止めることは不可能。
ましてや、これ以上の浸水はマズイので、急いで「118」に電話をして、救助を要請する必要があります。
でも、まずは正確に状況を判断するために、全ての可能性を洗うことが先決ということで、再度入水して艇の状態を確認しにいくと、な・な・な・なんと・・・
ドレーンが全開!!
(ドレーンで良かったぁ~~~!!)
そんなわけで、ドレーンに栓をして再乗艇。
(後で言われましたが、ラフな海況で浸水により浮力を失った艇への再乗艇は難易度が高いそうです・・・)
これで、浸水は止まったので、後は排水するだけです。
最初は、釣り的には時合の気配ムンムンだったので、その場でハッチを開けてスポンジを使用して排水した方が早く釣りを再開できると思った田吾作(釣りバカでスンマセン・・・)
でも、こういう時は安全第一!
ハッチを開けたまま排水作業中に再度沈してこれ以上浸水したら、田吾作が「リアル一人中年漂流記」になっちゃう可能性が高いので、ハタさんに後ろ髪をひかれつつ一番近くにある漁港に一時退避です。
ちなみに、バランスを取る為に両足を水に突っ込んだまま漕ぐと、足で水の抵抗が増すのに加え、足で踏ん張れないので完全なる手漕ぎ状態になっちゃいます。
そんな状態で、ハッチの半分以上浸水した重く不安定な艇を、激速の潮流に逆らって1キロ以上漕ぐのは相当なキツさです(疲)
やはり、体力トレーニングは安全に対する最後の備えですね・・・
そして、着岸後にドレーンの栓を外すと・・・
艇を傾けてないのに、出るわ出るわ(笑)
ちなみに、排水後ドレーンを確認してみましたが、壊れているわけではないし、勝手に蓋が外れるような作りにはどう見てもなっていません。
先程も書いた通り、いつも家を出る時に忘れ物チェックと同時に、ドレーンの栓が閉まっていることを必ず確認している田吾作。
今回も、いつもどおりチェックをしてから家を出てきました。
(しかも、指差し呼称)
そして、昨日は問題無し。
その後も当然ドレーンの栓は外していません。
唯一心当たりがあるとすれば、昨日ホテルに宿泊した際に、飲み屋が連なる繁華街の駐車場に黄色いカヤックを積んだ目立つ車を一晩駐車させていた事くらいです。
(まさかね・・・・)
まぁ、おかげで、艇に浸水した時の挙動を体で覚えることができ、経験値が上がったんで良しとプラスに考えるのがよいですね!。
でも、ドレーンの栓が外れた原因が何にせよ、ドレーンのチェックは家を出るときじゃなく、出艇の直前に確認しなきゃダメですね!
とまぁ、不足の事態が発生して、釣りが中断されてしまいましたが、まだ本命のマハタをゲットしていない田吾作。
仕切りなおして再出撃です!!
しかし、その後は皆さんモクモクとジグやカブラを落としてマハタを狙いますが、しばらくの間ずっと沈黙・・・
想像以上の潮流の速さに、手持ちのオモリではテンヤが落ちていかないコロニャーさんは、苦戦中です。
ところが「そろそろ諦めて撤収?」なんて空気が流れる中、メアさんが小さいながら希望を繋ぐマハタをカブラでゲット!!
そして数分後・・・
今度は、メタルフォーカス60gをシャクっていた田吾作に「ドンッ」という重たいバイトと強烈な引きが!!
この瞬間、前回のマハタ以上の強烈な引きに青物だと確信しましたが、なんと上がってきなのは・・・
大本命、50cmオーバーのマハタでした!!
メタルフォーカス 60gを丸呑です(嬉)
浸水あり、沈あり、と色々あった本日。
最後の最後に正真正銘のドラマ魚ゲットです!!
そんなわけで、誠に僭越ながら色々あった一日の中での、会心の1発だったもんなんで、久しぶりに上げさせて頂きます(笑)
獲ったどぉ~~~!!
終わってみれば、伊豆や日本海で浮いている方からみたら大したことのない釣果かもしれませんが、前回に引き続き、館山エリアの可能性を非常に感じさせる釣果でした。
そんなこんなの色々あった2連続釣行も、夕暮れと共に終了です。
こんな感じで、ここ最近はすっかり根魚に夢中の田吾作。
来週も館山で浮きたいところですが、自由になる時間が半日しかなさそうで微妙です(汗)
ちなみに、沈の被害ですが・・・
サンダル、ペンチ(1500円の安物)、パラシュートアンカーだけで済んだと思ったら、途中まで使えていた携帯電話がまさかの故障。
しょうがなく、帰りがけに館山のヤマダ電機で防水携帯に買い換えました・・・・
(高くついたなぁ~~)
そんなわけで、皆様の連絡先が全くわかりません。
ご面倒でなければ、メール等で再度連絡先を教えていただけると幸いです。
by banzy1998 | 2010-08-24 10:48 | カヤックフィッシング